<-- 追記 -->
2004/10/19に新機種が発表され、型落ちとなりました。
<-- 追記おわり -->
- 気になったらAmazonへGO! -
iBook G4 14.1インチはぜひとも御高齢の方にお薦めします。
特に初めてマックを買われる方にお薦めします。
その理由はいくつかあります。
まずは液晶表示の比率です。
iBookの12インチと14インチは液晶解像度が同じ1024ドットx768ドットです。つまり、12インチと14インチは同じ領域を表示します。その違いは画面の大きさそのものです。
つまり、14インチの方がより拡大された表示となります。
本来は実際の画面を見ていただくと一目瞭然なのですが、対角線で約5センチの差は思ったよりも大きいものです。
追記:
AppleはiBook(14”, 12"共)の液晶に複数のメーカーの部品を使っていますが、その液晶メーカーの違いにより少し白っぽい表示となり見にくい場合があるようです。この場合は「システム環境設定/ディスプレイ/カラー」でディスプレイプロファイルを「sRGB」にすることでコントラストがあがって見やすい画面になります。Windowsで広く採用されているsRGB規格は表示できる色の幅が狭いため写真などの見え方が変わりますが、仕事でシビアに写真をいじられている方以外にはほとんど影響はないと思います。普段見やすいほうが良いという方はお試しください。
(追記おわり)
また、画面のサイズとともに重要なのはiBookがノートであるということです。
量販店では初心者にはデスクトップを薦めるケースが多いようですが、私は断然ノートをお薦めします。理由は単純です。
困ったときに持っていけます。
これはかなり重要なことです。助けてくれるお知り合いに電話をかけて「まずはメニューを開いて、それから」などと聞くよりもさっさとそこまで持っていった方が早いのです。デスクトップのようにたくさんのケーブルを取り外して(たいてい後でどれがどれかわからなくなります)移動させる手間もありません。
iBookは元々アメリカの小中学生を対象に設計されています。ゆえに衝撃に強いような設計がされています。iBookの外装はポリカーボネイトというプラスチックでできています。さらにiBookに使われているものは柔らかいのが特徴です。つまり、自ら変形することで内部を守るようになっています。組み立て方法もネジ止めは最小限でほとんどがはめ込みで行われています。これも、衝撃をうまく逃がせるような工夫です。
初めて使われるのであれば有線LANの方が無難なのですが、無線LANが必要なら
Apple AirMac Extreme カードと
Apple AirMac Express ベースステーションをどうぞ。設定は簡単です。ただし、トラブルを起こしたときに有線LANよりは復旧が難しくなります。
Apple全製品に共通したことですが、OSXではメモリを積んだだけ速くなる傾向があります。メモリを1本しか積むことのできないiBookシリーズでは、中途半端な増設をすると後々不足を感じた際にせっかく最初につけたメモリを取り外して、より大きなものに取り替えなければなりません。そこで御予算的に許されるならば最初から
1GBの取り付けを強くお勧めします。そこまではちょっとという方には
512MBも選択肢の一つとなります。(ここでお勧めしているメモリはDDR-400というiBookにはオーバースペックの速度を持つメモリですが、将来的な買い換え時の互換性も考えてこちらをお勧めしています。)